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2相ステンレス加工
設備

2相系ステンレスとは?

2相系ステンレスとは

二相合金とも言われ、オーステナイト組織とフェライト組織が共存したステンレス鋼材です。二相系の最大の特徴は、オーステナイト系の欠点である応力腐食割れに強いという点が挙げられます。フェライト系の組織も持つため、磁性があります。 熱膨張係数は、フェライト系とオーステナイト系の中間を示します。延性はフェライトに近い性質を示し、高強度、高耐食性、経済的と言われる材料です。化学プラント、受水槽、貯水地、油井管、ケミカルタンカー等に使われます。

2相系ステンレス3つの特徴

高強度

SUS304、SUS316のほぼ2倍(0.2%耐力比較)の強度を有し、薄肉軽量設計が可能です。

高耐食性

良好な耐孔食性に加え、汎用オーステナイト鋼よりも耐応力腐食割れ性に優れます。

経済性

汎用オーステナイト鋼よりニッケル,モリブデンの含有量が少ないので原料価格変動に対するリスクがほとんどありません。

二相系ステンレス加工なら大洋機械へ!!

当社では、長年、遠心分離機のギヤボックス、スクリューコンベア部品等の製作で培った、特殊鋼の加工技術を強みとしています。 2相ステンレスなどの難削材のご相談は、是非、大洋機械へご相談下さい。

二相系ステンレスの種類と特徴!!

分類 規格名 特徴
省合金二相鋼 S32101 Ni含有量が低く、Moをほとんど含まない安価なタイプ。
S32304
汎用二相鋼 SUS329J3L 耐海水腐食性に優れるスタンダードな二相鋼。
海外ではS31803、国内ではSUS329J4Lがよく使用されています。
NSSC DX1
S31803
S32205
SUS329J4L
スーパー二相鋼 S32750 スーパーオーステナイト鋼に匹敵する耐食性を持ちます。